哀犬
PLUTOを読んで感傷的になっている今日この頃。
カラパイヤで留守番中の犬の動画が紹介されていた。
観ていて非常に悲しかった。
何の因果で誰もいない部屋に一人ぼっちにされるのだろうか?
一体何のために。。
実家の犬の悲しい声を思い出した。
彼を飼いたてのときたまたま家族が出かけていった。
私はリビングのソファで居眠りをしていた。
私に気づかなかったのだろう、可愛そうなその犬はいつもとは違う、悲しい吠え方をした。
その遠吠えに似た悲しい声に私はびっくりして思わず彼の名前を呼んだ。
今その老犬は家族が準備を始めると、それを察し寝っこけてしまう。
それは悲しみを通り越した何かを感じさせるものだ。
悲しみを積み重ねて彼ができあがっている。
留守番犬の悲しみはその悟りきったように眠る姿からにじみ出ている。